私が悩んでいたのは、年齢による顔全体のたるみと目の周りの乾燥、それによるしわです。目の周りの皮膚は特に薄いらしいので、美容液や保湿クリームを塗るのも刺激を与えると思うとできず、そこだけ集中的にお手入れするのには抵抗がありました。 私が実践したスキンケア方法は、いわゆる「肌断食」です。本を読んで肌のメカニズムがよく理解でき、肌全体が健康になる、というところに魅力を感じました。色々揃える必要もなく、逆に何もしなくて良い、というのも有難いなと感じました。 肌断食を実践してどうだったかというと、目に見えて良くなったわけではない代わりに、悪くなったこともありませんでした。開始したのが2月の乾燥する時期だったせいもあって、初めは顔全体が粉をふいて大変でした。でもそれは理解していましたので、さほど気にもならず、その先のたるみもしわも改善された肌を期待して続けました。2年経ちますが、自分に合っていたのかよくわかりません。ワセリン以外何もつけないわりにはトラブルもなかったので、このままずっと続ければ目に見えて良くなっていくのかもしれませんが、やはり物足りなくなり、保湿くらいはしたほうがいいのではないか、と常に心が揺れています。 肌断食をおすすめしたい人は、年齢が若い人です。若いときは、その時はそうは思えませんが肌に色々塗らなくても大丈夫です。そんな状態の時から肌断食をすれば、やれたるみだしわだと気にすることもなく、やればやっただけより肌が健康になり、結果年を重ねてもスキンケア用品にお金をかける必要もなくなります。おすすめしない人は、40代以降の人でしょうか。私のようにこんなに頭で理解していても、魔法のようなスキンケア用品を知ると心が揺れて試してみたくなり、結果そこでやめてしまう可能性があります。 私の読んだ本では、徐々にスキンケアをやめるのではなくスパッとやめることを勧めていました。私も、「やるならきっちりと」と思うタイプなのでその通り実践しましたが、徐々にスキンケアを減らしていく方法でも充分だと思います。それくらいゆるいほうが長続きするし、ストレスもたまらないと思います。私も今は、気になるくらいなら少しケアしたほうが精神衛生上良いと判断し、少しだけ保湿しています。
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